Markdown記法 早見表 — 見出し・リスト・テーブル・コードの書き方

Markdownとは、プレーンテキストに #** などの軽量な記号を加えるだけでHTMLに変換できる文書記法です。この記事では、見出し・テキスト装飾・リスト・リンク・コードブロック・テーブルなど主要記法を早見表形式でまとめています。コピペで即使える実例付きです。

最終更新: 2026年5月22日

目次
  1. Markdownとは
  2. 見出し
  3. テキスト装飾
  4. リスト
  5. リンク・画像
  6. コードブロック
  7. テーブル
  8. その他の記法
  9. Markdownエディタの使い方
  10. よくある質問

Markdownとは

Markdownとは、John Gruberが2004年に考案したプレーンテキスト形式の軽量マークアップ言語です。#(見出し)や **(太字)などのシンプルな記号でテキストを装飾し、HTMLやPDFに変換できます。読み書きのしやすさを重視して設計されており、変換前のプレーンテキストのままでも内容が理解できることが特徴です。

Markdownは現在、GitHub(README・Issue・Pull Request)、NotionQiita / Zenn(技術ブログ)、Slack / Discord(チャット)、VS Code(ドキュメント)など非常に幅広い環境で標準的に使われています。

特にGitHubが普及させた GitHub Flavored Markdown(GFM) は、標準Markdownにテーブル・チェックリスト・取り消し線・シンタックスハイライト付きコードブロックを追加した仕様で、現在の事実上の標準となっています。本ガイドもGFMを前提として解説します。

Markdownを使うメリット

  • 書きやすい — HTMLタグを覚えなくてもシンプルな記号で整形できる
  • 読みやすい — 変換前のプレーンテキストでも内容が把握できる
  • 移植性が高い — .md ファイルはどんなテキストエディタでも開ける
  • バージョン管理しやすい — Gitでの差分管理がしやすい

見出し

見出し記法は、行の先頭に # を置くことで表現します。# の数が見出しレベル(H1〜H6)に対応します。
Markdown記法変換結果用途
# 見出し1H1(最大見出し)ページタイトル
## 見出し2H2(大見出し)章・セクション
### 見出し3H3(中見出し)小セクション
#### 見出し4H4(小見出し)補足項目
##### 見出し5H5細項目
###### 見出し6H6(最小見出し)注記レベル
# ページのタイトル

## 第1章:はじめに

### 1-1. 背景

#### 補足事項

注意点: # の後には半角スペースを1つ入れてください。#見出し(スペースなし)は一部のパーサーで見出しとして認識されない場合があります。

テキスト装飾

テキスト装飾は、文字を記号で囲むことで太字・斜体・取り消し線・インラインコードを表現します。GFMでは取り消し線(~~)が追加で使えます。
Markdown記法変換結果HTMLタグ
**太字テキスト**太字テキスト<strong>
__太字テキスト__太字テキスト<strong>
*斜体テキスト*斜体テキスト<em>
_斜体テキスト_斜体テキスト<em>
***太字かつ斜体***太字かつ斜体<strong><em>
~~取り消し線~~取り消し線<del>(GFM)
`インラインコード`インラインコード<code>
この文章には **重要なキーワード** が含まれます。

*斜体* は書名や強調に使います。

~~古い情報~~ → 新しい情報(取り消し線はGFMのみ)

コマンドは `npm install` のように書きます。

リスト

リスト記法には、順序なしリスト(箇条書き)と順序付きリスト(番号付き)の2種類があります。GFMではチェックリストも使えます。

順序なしリスト(箇条書き)

行の先頭に -*、または + と半角スペースを置きます。いずれも同じ結果になります。

- りんご
- みかん
- ぶどう

* 項目A
* 項目B

+ アイテム1
+ アイテム2

順序付きリスト(番号付き)

行の先頭に数字とピリオド(1.)を置きます。番号は自動的に連番になるため、すべて 1. と書いても構いません。

1. 最初のステップ
2. 次のステップ
3. 最後のステップ


1. 手順1
1. 手順2
1. 手順3

ネスト(入れ子)リスト

インデント(スペース2〜4個)を使うと入れ子のリストが作れます。

- 果物
  - りんご
  - みかん
    - 温州みかん
    - ネーブル
- 野菜
  - にんじん
  - たまねぎ

チェックリスト(GFM)

- [ ] で未チェック、- [x] でチェック済みのリストを表現できます。GitHubのIssueやPull Requestではインタラクティブなチェックボックスになります。

- [x] 要件定義
- [x] デザインレビュー
- [ ] 実装
- [ ] テスト
- [ ] リリース
リンク[表示テキスト](URL)画像![代替テキスト](画像URL) で記述します。! の有無だけが違いです。
Markdown記法変換結果用途
[Links Create](https://links-create.co.jp)テキストリンク通常のリンク
[リンク](URL "タイトル")タイトル付きリンクツールチップ表示
![alt](画像URL)インライン画像画像の埋め込み
![alt](画像URL "タイトル")タイトル付き画像キャプション代わり
<https://example.com>URLをそのままリンク化自動リンク
[Markdownエディタを使う](https://tools.links-create.co.jp/markdown)

![サイトロゴ](https://links-create.co.jp/logo.png "Links Create")


別タブで開く

参照リンク方式

URLを本文中に何度も書く場合や、本文を読みやすくしたい場合は参照リンク方式が便利です。

[Markdownエディタ][md-editor] を使うと、
[プレビュー][md-editor] をリアルタイムで確認できます。

[md-editor]: https://tools.links-create.co.jp/markdown

コードブロック

コードブロックはバッククォート3つ(```)で囲みます。言語名を指定するとシンタックスハイライトが適用されます(GFM)。1行のみの場合はインラインコード(バッククォート1つ)が使えます。

インラインコード

`code` はこのように書きます。

コードブロック(フェンスドコードブロック)

```javascript
const greeting = "Hello, Markdown!";
console.log(greeting);
```

```python
def hello():
    print("Hello, Markdown!")
```

```bash
npm install
npm run build
```

シンタックスハイライト対応の主な言語名

言語名指定キーワード
JavaScriptjavascript または js
TypeScripttypescript または ts
Pythonpython または py
HTMLhtml
CSScss
SQLsql
Bash / Shellbash または sh
JSONjson
YAMLyaml または yml
Markdownmarkdown または md

注意点: シンタックスハイライトはツール側の機能であり、Markdown自体の仕様ではありません。対応状況はツールによって異なります。

テーブル

テーブル記法(GFM)は、パイプ(|)で列を区切り、2行目にハイフン(---)を置くことで表を作成します。コロン(:)の位置で列の配置を指定できます。
| 列1     | 列2     | 列3     |
| ------- | ------- | ------- |
| セルA   | セルB   | セルC   |
| セルD   | セルE   | セルF   |

列の配置指定

ハイフンの書き方配置
--- または :---左寄せ(デフォルト)テキスト向け
:---:中央揃え見出しや短いテキスト向け
---:右寄せ数値向け
| 商品名       | 数量  |    価格 |
| :----------- | :---: | ------: |
| りんご       |   3   |   ¥300 |
| みかん       |   5   |   ¥250 |
| ぶどう       |   1   |   ¥500 |
| **合計**     |       | **¥1,050** |

注意点: テーブルは標準Markdownには含まれず、GFMの拡張機能です。ヘッダー行と区切り行(---)は必須です。

その他の記法

引用(ブロッククォート)

引用記法は行の先頭に > を置きます。入れ子にする場合は >> と重ねます。
> これは引用文です。
> 複数行に渡る場合は各行に > を置きます。

>> 入れ子の引用もできます。

水平線(区切り線)

ハイフン・アスタリスク・アンダースコアを3個以上並べると水平線になります。

---
***
___

改行

Markdownでは単純な改行は段落内の空白として扱われます。段落を分けるには空行を1行挟むか、行末に半角スペースを2つ置きます。

1行目  (← 行末にスペース2つで改行)
2行目

3行目(← 空行で段落分け)

4行目

エスケープ

記号をそのままテキストとして表示したい場合は、バックスラッシュ(\)でエスケープします。

\*アスタリスクをそのまま表示\*
\# ハッシュをそのまま表示
\[角括弧をそのまま表示\]

エスケープが必要な主な記号

記号Markdown上の意味エスケープ
*斜体・太字\*
#見出し\#
[ ]リンクテキスト\[ \]
( )リンクURL\( \)
`インラインコード\`
_斜体・太字\_
~取り消し線(GFM)\~
>引用\>
|テーブル(GFM)\|

Markdownエディタの使い方

Links CreateのMarkdownエディタは、ブラウザ上でMarkdownをリアルタイムにプレビューできる無料ツールです。インストール不要で今すぐ使えます。

  1. エディタを開く
    Markdownエディタ にアクセスします。左ペインがMarkdown入力エリアです。
  2. Markdownを入力する
    この早見表を参考にしながら記法を入力してください。見出しは #、太字は **テキスト**、リストは - で始まります。
  3. プレビューを確認する
    右ペインにリアルタイムでHTMLレンダリング結果が表示されます。見出し・装飾・テーブルが正しく反映されているか確認してください。
  4. サンプル挿入で記法を確認 — 「サンプル挿入」ボタンで GFM の主要記法 (見出し・リスト・テーブル・コードブロック) を含むサンプル文を読み込めます。記法を忘れた時のリマインダーに。
  5. MD / HTML をコピーして媒体別に配布 — 「MD コピー」で Markdown 原文を Notion・GitHub README へ、「HTML コピー」で変換後 HTML を WordPress・Confluence に貼り付けます。

よくある質問

MarkdownとHTMLの違いは何ですか?

HTMLはWebブラウザが直接解釈するマークアップ言語で、<h1> などのタグで構造を表現します。Markdownはそれを簡略化した記法で、#** などの記号でテキストを書き、ツールがHTMLに変換します。Markdownのほうが読み書きがしやすく、非エンジニアにも扱いやすいという利点があります。なお、Markdown中にHTMLタグを直接書くことも可能です。

GitHub Flavored Markdown(GFM)とは何ですか?

GitHub Flavored Markdown(GFM)はGitHubが仕様を定めたMarkdownの拡張です。標準Markdownに加えて、テーブル(パイプ記法)、取り消し線(~~テキスト~~)、チェックリスト(- [ ])、シンタックスハイライト付きコードブロック(```言語名)などが使えます。GitHubだけでなく、NotionやQiita・Zennなど多くのツールがGFMをサポートしています。

Markdownファイルの拡張子は何ですか?

Markdownファイルの拡張子は .md が最も一般的です。.markdown も使われますが、GitHubやVS Codeなど主要ツールは両方に対応しています。GitHubリポジトリのREADMEファイルには README.md という名前が慣例として広く使われています。

Markdownはどこで使えますか?

Markdownは非常に幅広い環境で使われています。代表的な例として、GitHub(README・Issue・PR)、Notion、Qiita・Zenn(技術ブログ)、Slack・Discord(メッセージ)、VS Code(ドキュメント)、Jekyll・Hugo(静的サイトジェネレーター)、Obsidian(ノートツール)などがあります。